この記事は香川県琴平町のお買い物情報・ランチ情報を書いています。
香川の有名な観光地の一つ、長い石段で有名なこんぴらさん。
地元ですが、地元故にいつでも行くことができると思うと、案外行かなかったりするんですよね。
今回思うところがあり、6年ぶりにこんぴらさんに行ってきました。
金刀比羅宮、本宮までの道のり
ざっくりと、こんぴらさん本宮までの道のりを紹介しますね。
金刀比羅宮(こんぴらぐう)があるのは香川県仲多度郡琴平町(かがわけん/なかたどぐん/ことひらちょう)。
こんぴらさんの参道入り口に立つとこんな感じです。最初は平坦な道なんですよ。
山の中腹に屋根が見えていますね。あそこまで歩いていきます。
参道の両側にお土産物屋さんや飲食店が並んでいるので、帰りに寄りたいところをチェックしながら歩いていきます(笑)
しばらく歩くと、いよいよ石段の登場です!
本宮まで785段あるのでがんばって登っていきます。
こんぴらさんは石段がずっと続くのではなく、ところどころに平らになっているところがあります。このあたりはまだお店があるので、休憩がてらお店を覗いてみるのもいいですね。
と思っていたら、階段が続く場所も!
そんな石段と闘いながら、ようやく見えてきました。大門です。ここで石段は365段になります。
ここから宮域に入るので、いろいろな売店があるのは大門の手前までになります。この先にもありますが、ここに来るまでに見てきた売店とは少し趣が変わります。
大門をくぐると、特別に宮域で商いをすることを許された五人百姓がいます。大きな傘をさして飴を売っていますよ。
五人百姓を過ぎるとしばし平らな道が続いて、そしてまた石段になります。
石段を上がるとこんぴら狗の銅像がお迎えしてくれます。
さらに上がっていくと、カフェ&レストラン神椿の入り口があります。資生堂パーラーが運営しているカフェ&レストランで、ランチをとることもできます。
・・・ですが。
ランチプレートで2500円、ランチコースだと3700円します。た、高い・・・!
手ごろなのはサンドイッチで950円。でも飲み物は別。(平日のみサラダとドリンクがつくサンドイッチセットがありますが、1300円します)
カフェ&レストラン神椿に背を向けると、まだまだ石段が続きます。
石段を上がりきったところに立派な建物が姿を現します。
ゴールの本宮と勘違いしそうですが、これは旭社です。間違えないように~!
ここで628段です。
旭社は下りてくるときに参拝するようになっています。
本宮まではもう一息。
黄銅鳥居をくぐって進みます。
手水舎を過ぎると最後の石段があります。ここを上ったら本宮です。
785段!本宮に着きました。
山の中腹まで上がってきてので、眺めがとってもいいのです。
ここ本宮から奥社までさらに583段の石段が続きます。
行きたかったのですが、本宮に着いたのは11時半。ごらんのとおり、神椿で食べるか、そうでなければ大門のところまで降りなけれ飲食店はないので、奥社に行くのは諦めました。
お参りをして、お守りを買って、下ります。
こんぴらさんで食べたもの
785段の石段を上り、時間もちょうどお昼頃。お腹もペコペコです。
上るときにチェックしていたお店で買い食いです(笑)
特に下調べはしていなかったのですが、夫に言わせるとわたしはおいしいものにアンテナが立つのだそうです。
わたし自身は深く考えずに「あ、これおいしそう!買ってみる!」くらいのノリなのですが、高確率でアタリます。
胃弱だけど食いしん坊だから、おいしいものを察知するのかな・・・!?(笑)
そんなわたしが気になったもの。
総本家一三堂 こんぴら和三盆かすてら
上るときに目に留まって、絶対買いたい!と思ったのがこちら。
総本家一三堂 こんぴら和三盆かすてらです。
見た目はお祭りの屋台で売っているベビーカステラと同じです。
でも材料はこだわっているんですよ。
和三盆(わさんぼん)は主に香川、徳島で作られている砂糖で、とっても上品でなめらかで、口の中ですーっと溶けるように消えていきます。そんな和三盆を使ったスイーツは、変な甘ったるさが口に残なくておいしいんですよね。
こんぴら和三盆かすてらは見た目はベビーカステラだけど、一口食べるともう、全然別物であることがわかります。
一口頬張ると、ふわりと卵と和三盆が香り鼻に抜けていきます。焼き加減も絶妙で、すごくおいしい!
屋台のベビーカステラが、材料を変えるとこうも違ったものになるのかと、夫と2人でうなりました。
出来立ての温かいのがおいしいのですが、食べきれずに家に持って帰った場合はレンジで30秒くらいチンしてやると、香りがよみがえります。
風籟堂の国産焼栗
芋・栗が大好きな夫はもちろん、わたしもこれは外さない!と思ったのが、風籟堂の国産焼栗です。
見るからにおいしそうでしょう・・・!
中国産の天津甘栗と違って、1粒1粒がとっても大きい!
しかも味は濃厚だし、ほっくりほこほこしているし、これ、もう、いうことないです。栗好きの方はぜひ!食べて損はないと思います。
ランチは中野うどん学校のてんてこ舞
さて肝心のお昼ごはんは、中野うどん学校が運営するてんてこ舞に入りました。
参道に何軒かうどん屋さんはあるのですが、値段が高めだったり、中の様子がわかりづらかったりで、躊躇しちゃったんですよね。
てんてこ舞は値段も観光地にしては手ごろで、セルフ形式のお店でした。これなら気楽に入れます。
わたしは肉うどん(小、550円)を。
夫はかけうどん(大、450円)にトリ天(鶏肉の天ぷら、150円)をつけて。
うどんはしっかりとコシがあり、ダシはもちろんイリコダシだけど、イリコの風味が強すぎず食べやすい味でした。
正直、観光地のうどんに期待はしていなかったのですが、思いのほか普通においしくいただけるうどんでびっくりしました。
値段は心持ち高いのですが、観光地ということを考えたら許容範囲です。
幸福の黄色いお守り
こんぴらさんの本宮にある神札授与所では幸福の黄色いお守りを売っています。
今回こんぴらさんを訪れたのは、このお守りを買うためでした。
義母に病気が見つかり、手術をすることになりそうなのです。
そんな義母にお守りを渡します。病気がよくなりますように。
ちなみに前回、6年前に参拝した時は、わたしの母の手術前でした。
母にも同じお守りを渡しました。
「こんぴら詣で」は古くから行われているけれど、江戸時代に江戸のあたりから参拝するのは大変なことでした。行くことができない人に変わって、代理の人が参拝をする代参もあったそうです。(人の代わりに犬に頼むこともあったのだとか。こんぴら狗の銅像があるのはそんな意味があるのです)
だからわたしたちが参拝をしても、きっとご利益があるよね。
義母の病気がよくなりますように。